校章 神奈川県立海老名高等学校

◆ 環境教育



◆海老高の太陽光発電(平成25年3月1日発行「海老高新聞」より)



 海老高生であれば、教室棟南側自転車置き場の屋根の上に設置された太陽光発電のパネルを一度は目にしたことがあるだろう。入学時、教室からあのパネルを見下ろしつつ、これから始まる環境教育に胸を躍らせたものだ。ではあのパネルで発電された電気が、実際どのように使われているのかご存じだろうか。今回広報委員会では、海老名高校の太陽光発電について徹底的に調べてみた。

 海老名高校に太陽光パネルが設置されたのは、八年前の平成十七年十一月である。NPO法人ソフトエネルギープロジェクト等の協力により、百a×六十aのサイズのパネルが自転車置き場の屋根の上に、合計六十枚並べられた。この六十枚のパネルによる最大の発電量は、一時間あたり十`hであり、これは海老名高校の教室にして十四教室、計二百五十本分の蛍光灯の電気をまかなえる計算だ。また平成二十二年度の発電実績は年間九千hを超え、これは二酸化炭素排出量に換算して六d以上の削減効果、また九万円以上の電気代節約に相当する。

 さて、この太陽光パネル(写真@)で発電された電気は一体、どこへ流れて行くのだろうか。まずは自転車置き場の屋根の中央から、配線により地域学習センターへと運ばれる。そして地域学習センターに設置された、直流電流を交流電流に変換する装置(写真Aソーラーインバーター)によって、通常の家電製品が使える交流電流へと変換されたのち、校内の回路へと連系される。

写真@写真A


 では非常時などに、この電気を利用したい場合にはどうしたらよいのだろうか。停電の際には、インバーターのリモコン(写真B)についている回路の切替スイッチにより、連系運転から自立運転に切り替えることができる。するとインバーター右下にある赤いコンセント(写真C)へ電流が流れるようになる。一昨年の震災による停電時には、ここから延長コードにより、職員室のパソコンの電源として利用された。非常時の利用としては、これが初めてだったそうだ。

写真B写真C写真D


 太陽光発電は、もちろん天候に左右される。今どれだけ発電されているかは、正門付近に設置されている表示板で確認することができる。実はこの表示板の電源も、太陽光発電と、表示板付近に設置されている風力発電によってまかなわれている。

 今回広報委員会として太陽光パネルについて調べるまでは、「そういえば、海老高には太陽光発電の何かがあったな」程度の認識であった。しかし調べるにつれ、それはただの飾り物ではなく、火力や原子力発電に頼らない立派な設備であるという認識に変わり、節電に対する意識も変わった。   皆さんもぜひ、太陽光パネルの静かな主張に耳を傾けていただき、節電や環境への配慮を意識するきっかけにしてほしい。せっかくの設備なので、これを誇りに思える海老高生になろう。

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